【八坂神社】様々なご利益ある京都のパワースポット 祇園祭が有名な大人気の観光地

八坂神社の見どころご紹介

祇園さん」の愛称で親しまれている八坂神社です。河原町の賑やかな通り、四条通の東端にご鎮座されています。
八坂神社は、初詣には毎年100万人ほどの参拝者が訪れるという京都で人気の神社で、有名な観光名所です。神社周辺は常に観光客で賑わっています。パワースポットとしても人気の神社です。

八坂神社は全国にある八坂神社や、素戔嗚尊(すさのをのみこと)をご祭神とする神社の総本社です。ご祭神である素戔嗚尊は、ヤマタノオロチを退治した英雄として「古事記」に記されています。
           

八坂神社は古くから疫病除けの神様として信仰されてきました。ご本殿を取り囲んで多数のご祭神が祀られていて、疫病退散、商売繫盛、美人祈願など、様々なご利益があります。摂末社のいくつかをご紹介していきます。

八坂神社ご本殿のご祭神が釈迦の生誕地である「祇園精舎」の守護神であったことから、以前は「祇園神社」「祇園社」と呼ばれていました。1868年(明治元年)に「八坂神社」に改名されました。

         

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八坂神社の主祭神と起源について

八坂神社の主祭神は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)、妻・櫛名田姫命(くしいなだひめのみこと)、8人の子供の八柱御子神(やはしらのみこがみ)です。
素戔嗚尊は出雲の地で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に呑み込まれそうになっていた老夫婦の末娘を助け、その娘・櫛稲田姫を妻とされました。
素戔嗚尊は、開運・厄除けなどのご利益がある神様です。
       

八坂神社の創始は諸説あるそうですが、平安京遷都以前より信仰されていた神社のようです。

八坂神社の起源と言われている一つは、
斉明天皇2年(656年)、新羅国(しらぎのくに)にある牛頭山(ごずさん)の守護神であった素戔嗚尊を、高句麗からの使節・伊利之(いりし)が当地に祀ったことに始まるとされています。伊利之は八坂造一族で、八坂神社の地一帯に住んでいました。
また素戔嗚尊は、祇園精舎の守護神である牛頭天王と同一とされていました。

もう一つの説は、貞観18年(876年)に南都の僧・円如(えんにょ)が当地にお寺を建立し、天神(祇園神)をお祀りしたことに始まるとされています。

八坂神社は平清盛や源頼朝など歴史上有名な武将からの崇拝も厚く、江戸時代には徳川家により本殿や楼門などが再建されています。
       

パワースポットで人気の八坂神社【本殿】

八坂神社の本殿の下には大地の気が吹き上がる龍穴(池)があると言われています。青龍が棲む龍穴は、陰陽道では繁栄する土地とされているのです。開運にご利益のある八坂神社のパワースポットです。

本殿は1654年、江戸幕府により再建されたものです。本殿と拝殿が一つの屋根で覆われた造り「祇園造り」となっています。国の重要文化財に指定されています。
軒下には賑やかな龍の彫刻が飾られています。
           

様々な祭事を執り行う【舞殿】と【祇園祭】について

奉納行事が行われる舞殿では夜になると提灯に明かりが灯され、京都情緒あふれる雰囲気が楽しめます。

八坂神社では日本三大祭りの一つである、「祇園祭」が毎年夏に執り行われています。1100年以上の伝統のある「祇園祭」で、毎年7月になると街中におはやしが響き渡ります。祇園祭は、古来より疫病を鎮めるため執り行われてきました。

京の都に疫病が流行した時、神泉苑に66本の矛を立てて祇園の神を迎え、厄災の除去を祈願したのが始まりです。平安時代の中頃には大規模に賑わうようになったそうです。
見どころはやはり山鉾(やまぼこ)巡で、山車の上に賑やかで高く盛大な飾り付けが乗った山鉾が通る光景は圧巻です。
       

八坂神社のメインゲート【西楼門】

四条通の突き当りに立つ鮮やかな朱色の二階建ての西楼門です。八坂神社の正門は南楼門なのですが、こちらの西楼門が賑やかで人通りもあり正門といった感じがします。西楼門はいつも観光客の撮影スポットで賑わっています。
1497年の建造で重要文化財に指定されています。ライトアップされた姿もステキですね。
         

縁結びの出雲の神様【大国主社】

大国主社(おおくにぬししゃ)には、縁結びの神様として知られている出雲大社のご祭神である大国主命が祀られています。素戔嗚命(すさのおのみこと)と櫛稲田姫(くしいなだひめのみこと)の間に生まれた御子神または六代の孫と伝えられています。
古くから祇園さんの縁結びの神様として信仰を集めています。大国主命とかわいいうさぎ像がマスク姿で迎えてくれました。
       

こちらのかわいい願掛けうさぎに願い事を書いた紙を納めて奉納するとご利益があるとか。
       

伊勢の神様を祀る【大神宮社】

大神宮社では、皇室の祖神であり伊勢神宮の御祭神であられる天照大御神(内宮)と衣食住の守護神である豊受大神宮(外宮)が祀られています。天照大御神は八坂神社のご祭神である素戔嗚尊の姉神さまでいらっしゃいます。健康長寿や家内安全などのご神徳があります。
          

八坂神社の美のパワースポット【美御前社】

美御前社(うつくしごぜんしゃ)はその名の通り、を象徴する神様が祀られています。
天照大御神と素戔嗚尊の誓約でお生まれになった宗像三女神が祀られています。八坂神社の美のパワースポットです。
こちらの湧き出ている美容水をお肌につけるとご利益があるとか。
古くから祇園の芸妓さんや舞妓さん他、美しくなりたいと願う女性の崇敬を集め、美貌の神として信仰されています。
       

荒魂のご利益を持つ【悪王子社(あくおうじしゃ)】

ご祭神は、素戔嗚尊の荒魂(あらみたま)です。
神様には優しく平和的な「和魂(にぎみたま)」と、荒々しく勇猛な「荒魂」があり、悪王子社は勇猛な神霊となっています。
悪王子という名前のため怖い感じに思えますが、「悪」とは強い力の意味で、諸願成就のご利益と厄除け、災難除けのご利益があります。
       

えべっさんの【北向蛭子社(えびすしゃ)】

えべっさんと呼ばれ親しまれている福の神、商売繫盛の神様です。1646の建造で国の重要文化財に指定されています。北向きに建っているため北向蛭子神社と言われています。
            

疫病退散のご利益の【疫神社(えきじんじゃ)】

疫神社のご祭神は疫病除けの神様で、蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)が祀られています。災厄を払い、疫病を除いて福を招くと信仰されています。

素戔嗚尊が旅をされた時、蘇民将来が粗末ながらも食事で厚くもてなしたので、その真心に喜び「蘇民将来の子孫なり」といえば今後、疫病から免れると約束されたそうです。それに因んで祇園祭では「蘇民将来子孫也」と記した「粽(ちまき)」が販売されています。
       

八阪神社の【神馬舎(しんめしゃ)】について

神馬は古来より祈願の際に神にささげられてきました。八坂神社と神馬との関わりは古く920年(平安時代初期)に朝廷より奉納されたのが始まりとのこと。室町時代には将軍家より神馬が奉献されていたのです。明治初期の頃まで実際に神馬が飼われていたそうですが、現在はこの神馬舎に木製の神馬2頭が奉安されています。正月に白馬を見ると年中邪気を除くと言われていたようです。
       

八坂神社へのアクセス

こちらの色鮮やか南楼門が正門です。八坂の塔へ続く道に出ます。小路をゆったり歩きながら清水寺へ行くのがおすすめです。

・京阪電車「祇園四条」駅から徒歩5分
・阪急電鉄「京都河原町」駅から徒歩10分
・市バス100番または206番「祇園」下車すぐ

京都府京都市東山区祇園町北側625

清水寺周辺の情報はこちら

          

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Chia

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