呉服神社について
日本書紀にある「呉服・穴織伝承」を受け継ぐ神社です。「服飾・繊維の神様」とされています。
この地に機織・裁縫、染色の技術を伝えたとされる呉服媛(くれはとりのひめ)が祀られています。
応神天皇の時代に、機織・裁縫の技術を得るために中国の呉国に派遣された阿知使主(あちのおみ)と都加使主(つかのおみ)親子は、呉国から呉服媛(くれはとりひめ)と穴織媛(あやはとりひめ)、兄媛(えひめ)、弟媛(おとひめ)の4人を伴い渡来しました。
兄媛は九州の地、弟媛は摂津の地に留まりました。
そして呉服媛と穴織媛は池田の地に迎えられ、我が国に機織裁縫、染色の技術を伝えたとされています。
五月山の山麓にある伊居太神社(いけだじんじゃ)には穴織媛が祀られています。
神社は呉服媛が没した仁徳天皇76年(385)の翌年に建立されています。
呉服(ごふく)という語源はここから生まれたそうです。
左右にステンドグラスが飾られているお洒落な拝殿です。
古来より家業繁栄、手芸上達、健康成就の神徳があると言われています。
恵美寿神、池田えびす
阪急沿線西国七福神めぐりで、恵比寿神が祀られている神社として知られています。
1月9日~11日は、十日恵比寿「池田えびす」が開催されます。福餅や御神茶が振舞われますが、今年度はコロナのため振舞いは中止されました。
学問の神、天満宮
菅原道真を御際神とする天満宮です。
化粧絵馬があります
1579年に織田信長と荒木村重による有岡城の戦いの戦火に巻き込まれ社殿は焼失しましたが、1604年に豊臣秀吉によって本殿が再建されています。
(荒木村重は池田家の家臣であったが後に謀反し池田を支配していました。)
境内には、長寿のシンボルとされている銀杏の木があり、11月には綺麗な黄色に紅葉した姿が見られます。
呉服神社には化粧絵馬があります。描かれた顔の上からペンなどで綺麗にお化粧をして裏に願い事を書いて奉納します。通常は美人祈願ができる絵馬ですが、こちらには美人祈願の記載はありませんが、女性の御祭神なので美人祈願も兼ねているのかもしれませんね。
アクセス
池田駅に近く、神社までの参道は阪急宝塚線の高架沿いを通って行きます。
初詣や祭事の時期には、多くの参拝客で賑わう神社です。
大阪府池田市室町7-4
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