桜の名所で名高い平野神社
2021.3.27
平野神社は桜の名所で名高く、境内には約60種、約400本の桜の木が植えられているのです。早咲きの品種が3月中旬から咲き始め、遅咲きの品種まで約1か月間桜の花が楽しめる花見の名所として知られています。毎年桜の開花時期にはライトアップの夜間特別拝観が行われ、夜桜を楽しむことができます。江戸時代から平野の夜桜として親しまれているそうです。
西大路道から境内に入る鳥居をくぐると、一面に桜の世界が広がります。
平野神社について
平野神社は、794年の平安遷都に伴い、奈良の平城京からこの地に移された神社です。
ご祭神は、今木皇大神(いまきすめおおかみ)、久度大神(くどのおおかみ)、古開大神(ふるあきのおおかみ)、比賣大神(ひめのおおかみ)の四柱の神を祀っています。平安時代に今木皇大神は正一位という神様の位で最高位となり名社となったそうです。
活力生成や生活安泰、平安の神様として信仰されています。
平野神社の桜について
平野神社の桜は、古くから公家伝来の桜が奉納されたことから珍しい品種が多いそうです。
こちらは3月中旬から下旬にかけて咲く「魁(さきがけ)」です。大きく枝垂れて風が吹くと枝が優雅に揺れて綺麗です。
その他ピンクで華やかな「陽光(ようこう)」や、「平野撫子(ひらのなでしこ)」、「平野寝覚(ひらのねざめ)」、「嵐山(あらしやま)」など様々な品種が咲き誇っています。桜の花が鳥居を囲むように咲いて良い運気がもらえそうです。
本殿(重要文化財)
1625年に南殿、1632年に北殿が建立され、「平野造り」または「比翼春日造り」と呼ばれる二殿一体になったご本殿です。歴史を感じる厳かな雰囲気です。桜の紋がアセントになって可愛い感じです。
八幡社の末社の前には可愛いピンクの枝垂れ桜が彩ります。
平野神社の境内
東側本殿・正面の鳥居から西側の鳥居まで、境内全体的に桜が植わっていてどこからも桜の花見が楽しめます。
境内では、平野神社桜コンサートが開かれたり花見とともに音楽を楽しめる優雅な時間が過ごせます。夜桜では桜茶屋(令和3年の今年度は中止)が開かれたり、飲みながらお花見ができるのもいいですね。
アクセス
JR京都駅、阪急の京都河原町から市バス「205・50系統」で「衣笠校前」下車、徒歩3分です。
平野神社のホームページ
京都市北区平野宮本町1番地
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