秋におすすめ観光スポット秋篠寺をご紹介
秋篠寺は、奈良時代末期776年に光仁天皇の勅願により、平城宮の西北の地に薬師如来を本尊として開創された静かな秋篠の里に佇む古い歴史のある寺院です。
近鉄大和西大寺駅からバスで10分ほど行くと秋の雰囲気にあう閑静な場所に秋篠寺が現れてきます。
秋篠寺の門の先からは静寂な古の時を思わせるような気配が漂ってきます。東門を入り本堂へと続く緑に囲まれた参道を通って行きます。
秋篠寺は、桓武天皇の五七忌が行われるなど天皇家との関わりの深い寺院です。
宗派は、当初は法相宗でしたが平安時代以後に真言宗に転じました。明治時代以降は浄土宗に属するも現在は単立宗教法人として如何なる宗派に偏することのない単立寺院となっています。
美しい苔の絨毯が広がるお庭を眺めながら参道を進むと本堂が見えてきます。
奈良時代の雰囲気ただよう秋篠寺 本堂(国宝)
創建当初は講堂として建立された建物です。平安時代末期に戦火のため焼失し、鎌倉時代に本堂として講堂の跡地に建立されました。
簡素ではありますが端然とした造りで、可愛いアクセントとなっている細かい格子戸の付いた落ち着きのある建物です。
奈良時代建築の伝統を生かした純和様建築として注目されています。
本堂の中に入るとひんやりとした空気に包まれた貴重な仏像がずらりと並んでいて厳かな世界が広がっています。
本堂には25体の仏像が安置されています。とても有名なのが伎芸天(ぎげいてん)で「東洋のミューズ」と称されるほど美しいお姿とのことです。
頭部は奈良時代の当初のままで、体部は鎌倉時代に修復されたものです。慈悲深い表情をされています。諸技諸芸の祈願にご利益があるとされ、多くの芸術家に篤く信仰されているようです。
本尊の薬師如来は美しい寄木造りの坐像となっています。衆生の病苦を除き安楽をもたらす慈悲尊とされています。
その他、毎年6月6日の一回のみしか特別公開されない秘仏の大元師明王像が安置されており、大勢の参拝者が訪れるそうです。6本の腕を持ち迫力のある表情をされています。国家安泰・必勝祈願などにご利益があるそうです。
拝観料:大人500円、中学生以下無料
自然豊かな秋篠の里周辺をおさんぽ
秋篠寺を後にぶらぶらと秋篠周辺を散策してみました。静かで空が広くのんびりとお散歩できるいいところです。
おしゃれカフェ 【リンクカフェ】
秋篠の里にシンプルな内装がおしゃれな明るい雰囲気の「Link-Cafe リンクカフェ」を見つけました。広々とした店内でコロナ対策もばっちりです。
メニューも豊富で、女子にはテンションの上がるカラフルで可愛い見た目のおしゃれで楽しめる美味しそうなランチやスイーツがいただけます。
ロコモコミルフィーユ(1,100円税込)を注文しました。スープと飲み物が付いてきます。ご飯の上にハンバーグ、アボカド、目玉焼きがのっています。トマトが効いたハンバーグソースが美味しいです。
他にも選べるランチプレート、パンケーキランチ、パスタにピザなどおしゃれなセットが揃っています。
アルコール類も豊富で貸し切りパーティーもできるそうです。海岸沿いにありそうな白が基調となった風通しの良いおしゃれなカフェで優雅なひと時が過ごせます。
テラス席もあるので天気のいい日には外で秋篠の爽やかな風にあたりながらお友達とランチするのも良さそうですね。