勝尾寺の見どころ紹介
勝尾寺は、広々とした自然豊かな境内に建立された大阪・北摂の町を見守っているお寺です。
境内には小さなダルマさんがあちこちに並んでいてとても可愛いお寺です。ダルマはおみくじになっていておみくじを引いた後に境内に奉納されているのです。
そびえ立つ仁王門をくぐりお清め橋を渡ります。時折、橋の下から霧が出てきますが、これは勝尾寺の神聖な水が霧となって参拝者を包んでくれるという演出のようです。
勝尾寺でお正月は福あつめ
今は12月なので静かですが、年が明けるとそれぞれの売店で干支や福徳などご利益をもらえそうな縁起物が販売され、お寺でもらえる笹の枝に付けて家に飾ったります。売店で好きなものを選びながら本堂まで行くのが楽しいです。毎年大勢の人で賑わう場所です。
一願不動尊
一つの願い事を叶えてくれる不動明王さまです。一つのお願い事をただ一心に念じるとその願いが通じると信仰されているそうです。
心願成就の勝ちダルマ
こちらに積みあがっているダルマさんたちは、事業に大成功した人や国家資格に合格したなど祈願者の努力とともに願いを叶えた勝ちダルマさんが奉納されている場所です。これだけの勝ちダルマが集まっている場所なのでパワーをもらえそうな運が付きそうな場所ですね。
三宝荒神さま
勝ちダルマのパワーを受けながら階段を上っていくと1300年前から信仰されている日本最古の荒神さまがいらっしゃいます。
「厄を祓う」「難を祓う」荒神さまとして有名で、日本全国から参拝者が訪れる信仰の厚い荒神さまなのです。かわいいダルマさんたちに守られている荒神さまです。
開山堂
鎮守堂と並んで開山堂があります。奈良時代の僧で、勝尾寺の開基である開成皇子の木像が善仲・善算の二人の師とともに安置されている場所です。
壁一面が小さなダルマさんたちを奉安できる棚のような作りになっていてとてもかわいい開山堂です。
空海を祀る大師堂・四国八十八ヶ所霊場
弘法大師・空海を祀っている場所です。こちらには四国八十八ヶ所霊場の御本尊が祀られており、霊場のご利益をいただけるお砂踏みが体験できます。
勝尾寺の本堂
お寺は、727年に善仲・善算の双子兄弟により創始され、765年に光仁天皇の皇子・開成が二人の師と出会い、775年に寺を建て開山したとのこと。
四国二十三番札所の御本尊・十一面千手観世音菩薩さまが祀られています。
780年に妙観という者が寺を訪ね、十一面千手観音を彫刻し、それを御本尊としたそうです。
ダルマさんたちが屋根の上で戯れています。ダルマみくじを引いた後、吉運が天に届くように奉納されたのでしょう。この小さなダルマさんたちの顔は一つ一つ手書きで描かれているそうですよ。
可愛い彫刻の多宝塔
周りの景色と馴染んでいる落ち着いた色調の多宝塔です。
軒下には猿やその他かわいい動物たちが彫刻されていて癒されます。
法然上人ゆかりの二階堂
多宝塔の先には法然上人ゆかりのお堂、二階堂が建立されています。鎌倉時代に4年間念仏修行した場所で、法然上人の最後の修行地となった場所なのです。
法然上人についてはこちら
勝尾寺の弁財天
弁天池に架かる橋を渡り弁財天へ参拝に行きます。智恵を与え、学問・芸能・音楽の才能を与えてくれる神様として信仰されています。
アクセス
御堂筋線・千里中央駅から阪急バス「北摂霊宛」行で30分、「勝尾寺」下車すぐの所です。
阪急電鉄「箕面」駅からタクシーで15分です。
大阪府箕面市勝尾寺