【高台寺】ねね創建の京都人気の観光名所、紅葉スポットの庭園ライトアップは必見!

高台寺の見どころについて紹介

高台寺は、豊臣秀吉の菩提を弔うため、正室の北政所ねね様が祈願し創建したお寺です。
ねねの寺」として親しまれている高台寺です。

高台寺は、京都屈指の観光名所でとても人気があります。見どころも多く、京都へ来たら行っておきたいおすすめの観光スポットです。

高台寺は、四季折々に美しい景色に変化する庭園がすばらしく人気。特に秋はいろどり豊かに染まった紅葉が境内に広がり、格別な景色が望めます。高台寺は紅葉の名所で有名です。

春は方丈庭園のしだれ桜が優雅に咲き誇り、華やかな景色が見られます。
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高台寺では、春・夏・秋に、庭園が幻想的な光景となるライトアップ(夜間特別拝観)が開催されます。工夫を凝らしたライトアップは圧巻の景色です。
開山堂の両側にある二つの庭園・蓬莱式庭園は、国の史跡・名勝庭園に指定されています。
            

【高台寺近辺の情報】
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高台寺の由来・見どころについて

高台寺の正式名称は、「鷲峰山高台寿聖禅寺(じゅぶさんこうだいじゅしょうぜんじ)」といいます。

1606年に豊臣秀吉の正室・北政所ねねが秀吉の冥福を祈るため、徳川家康の支援を得て創建されました。この地にあった岩栖院などを移転させ、跡地を整備し建立されました。

北政所ねねは秀吉の死後に出家し、後陽成天皇(ごようぜいてんのう)より高台院の号を賜りました。寺号はねねの院号にちなみ「高台寺」と名付けられました。

高台寺は、秀吉没後の権力者であった徳川家康の財政援助を受け、お寺は豪華絢爛なたたずまいであったようです。
          

高台寺は幾度か火災に遭い仏殿や方丈などを焼失されましたが、創建当時からの建造物も多く現存しています。
境内には、創建当時のままの建造物である「表門」「開山堂」「霊屋」「時雨亭」「傘亭」「観月台」が拝見できます。桃山文化を象徴する華やかさを残した貴重な建築物です。
これらは国の重要文化財に指定されています。

高台寺の塔頭寺院で、晩年に北政所ねね様がお住まいになられた圓徳院が、「ねねの道」をはさんで向かい側に建立されています。高台寺と合わせて拝観される方が多いです。
        

中門の正面にたたずむ【開山堂】

中門を通り正面の開山堂へ向かいます。上から見るとの形に似た池・臥龍池(がりょういけ)があり、紅葉に染まった美しい庭園が眺められます。

開山堂は創建当初は、北政所の持仏堂でした。現在は、高台寺の中興の祖である開山の三江紹益禅師の塔所となり、開山堂になりました。このため高台寺は、曹洞宗から臨済宗建仁寺派に改宗されています。

三江禅師の坐像、北政所の兄・木下家定夫妻の木像、そして高台寺造営に尽力された堀直政像が祀られています。
秀吉の御座舟の天井と、北政所の御所車の天井が使われており、金箔が貼られ豪華であったことが伺えます。
            

【臥龍廊】のかかる【臥龍池】を散策

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開山堂と霊屋(おたまや)を結んでいるの背に似た【臥龍廊(がりょうろう)】があります。
臥龍池(がりょういけ)】の上に架かる長い廊下橋です。
開山堂から北政所が眠る霊屋へと昇っている龍の姿のようにも見えます。
        

開山堂の両側には、それぞれ池を配した小堀遠州作庭の池泉回遊式庭園が望めます。ライトアップ時には池に色鮮やかな紅葉が映り、華やかで幻想的な素晴らしい眺めが広がります。鏡面に映る紅葉はなんともフォトジェニックな景色です。
          

              

秀吉を偲んだ【観月台】

方丈と開山堂を結んでいる【観月台(かんげつだい)】です。
偃月池(えんげついけ)にかかる廊下で、【鶴亀の庭】が見渡せます。
ところどころに巨石が配された豪胆な雰囲気のお庭です。
観月台から北政所は秀吉を偲びながら月を眺めていたそうです。
            

秀吉と北政所ねねを祀る【霊屋】

こちらの霊堂(おたまや)には、秀吉と北政所の木像が安置されていてお二人を祀っています。
北政所の木像の約2メートル下には北政所の遺骸が眠っているそうです。

中央には随求菩薩さまが祀られています。
霊屋の内部公開時には、「高台寺蒔絵」と称された桃山時代の豪華な美術品が拝見できます。漆工芸美術の優美な調度品が多数所蔵されています。
            

傘亭(かさてい)・時雨亭(しぐれてい)

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伏見城から移築された「傘亭」と「時雨亭」です。千利休がデザインしたという茶室です。
天井が放射状に開いた唐傘のように見えることから傘亭と名付けられました。
ユニークでかわいらしいデザインの茶室です。傘亭と時雨亭とは土間廊下でつながっています。
北政所ねねは、茶をたしなむことが好きだったようです。
                  

高台寺の幻想的な竹林を散策

高台寺の境内には竹林が広がっていて、ライトアップ時には神秘的な光景となります。美しい景色とともに境内を散策できます。
         

高台寺を代表する茶室【遺芳庵】

書院の背後に田舎屋風のかわいい茶室【遺芳庵(いほうあん)】があります。高台寺を代表するもう一つの茶室です。
丸窓が特徴的なかわいい二畳ほどの茶室になっています。
         

高台寺へのアクセス

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市バス停「東山安井」から徒歩5分
京阪線 祇園四条駅から 徒歩約10分
阪急線 京都河原町駅から 徒歩約15分

9:00~17:30(受付終了 17:00)

京都市東山区高台寺下河原町526番地

        

ねねの道

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高台寺の西側にはねねの道として親しまれている石畳の美しい通りがあります。人力車が走る情緒あふれる散歩道になっています。

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Chia

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