京都あじさいの名所、三室戸寺の見どころ紹介
2021.6.25
四国(観音霊場)第十番札所 明星山 三室戸寺は、京都宇治にあるあじさいとつつじが咲き誇る有名な寺院です。宇治の山々に囲まれた自然豊かな境内では四季折々に違った素晴らしい景色が見られ、散策におすすめの寺院です。
4月下中から5月には白やピンクの2万株のつつじが広がり、境内を鮮やかな色に染めます。いろんな種類のつつじが咲き誇る三室戸寺は京都屈指のつつじの名所とも言われています。
6月から7月上旬までは、カラフルで種類豊富なあじさい約50種2万株が一面に咲き、メルヘンチックな世界が目の前に広がります。
【宇治のおすすめ観光地】
平等院の情報はこちら
周辺のお店情報はこちら
三室戸寺のカラフルな花手水
この時期ならではの気分が明るくなるカラフルな花手水です。おしゃれにデザインされていて撮影の映えスポットになっています。
手水舎の前にいる宇賀神様です。朗らかで親しみやすいお爺さんの顔をされた体が蛇の宇賀神様です。すごい福耳をされていますが皆が触るので黒ずんでしまっていますね。撫でる場所によってご利益が違い、耳は福、髭は健康長寿、しっぽをさわれば金運が付くそうですよ。
三室戸寺の歴史(起源)
明星山三室戸寺は、光仁天皇勅願の寺院です。秘仏の千手観音立像が安置されています。
770年に光仁天皇が毎夜宮中に差し込む金色の霊光の正体を知りたいと思い、右少弁犬養に命じてその源を調べさせました。犬養がその光を求めて宇治川の支流の志津川の渓流に沿って登っていくと、身の丈二丈ほどの輝く千手観世音菩薩が出現されたのです。この御仏を抱き上げてみると一尺二寸の二臂の観音像と化していられたそうです。この尊像を本尊として安置し創建されたのが寺の起こりで、御室戸寺と称したそうです。
三室戸寺の蓮園
6月下旬からは蓮の花が開花し、本堂前の蓮園では250鉢並んだ100種ほどの綺麗な色のエレガントな蓮の花が咲きはじめ、8月上旬まで楽しめるそうです。三室戸寺は「蓮の寺」とも呼ばれているそうです。
狛牛と狛兎
本堂前に「宝勝牛」と名付けられた牛の像が鎮座されています。開いた口の中にある石の玉を撫でると勝ち運が付くそうですよ。
対面には狛犬ならぬ狛兎とされている丸いボールと遊ぶうさぎさんが鎮座されております。中にある卵型の石が立つと運気が上がるそうですよ。「福徳兎」だそうです。
三室戸寺の地域は古来より莵道(うじ)され、宇治上神社に祀られている莵道椎郎子命(うじのわきいらつこのみこと)が宇治に来た際に兎が道案内したと伝えられ、兎とご縁があるのです。
三室戸寺の建造物
蓮に囲まれた阿弥陀堂と鐘楼(画像上)です。江戸時代のものです。
三重塔(画像下)は木々囲まれた境内の静かな場所に建立されており、寛いでいる人たちも見かけました。こちらも江戸時代のものです。
満開のあじさい園
見渡す限りのあじさいの花が目の前に一面に広がっています。カラフルなあじさいが混ざり合いとても華やかな景色になっています。2万株のあじさいの花を満喫できます。
白いあじさいの白アナベルが見ごろで綺麗に咲いていました。繊細で可愛い花びらです。
「花の茶屋」では、紫陽花を眺めながら美味しい食事やスイーツがいただけます。こちらはあじさい白玉ぜんざい(800円)です。手作りのあずきがとても美味しかったです。
ストレスや疲れから解放されるとても癒される紫陽花の散歩道です。
【宇治のおすすめ観光地】
平等院の情報はこちら
周辺のお店情報はこちら
三室戸寺へのアクセス
京阪三室戸駅から1.0km、徒歩15分くらい
京阪宇治駅から1.5km、徒歩25分くらい
JR宇治駅から2.0km
【拝観時間】
8時30分~16時30分(4月1日~10月31日)
8時30分~16時00分(11月1日~3月31日)
【拝観料金】
平常 大人500円 小人300円
つつじ・あじさい園開園中 大人800円 小人400円
あじさいライトアップ 大人800円 小人400円
京都府宇治市莵道滋賀谷21