大阪城天守閣＿緑豊か大阪城公園に建つ豪華で美しい天守閣や公園内をご紹介

投稿日 2020年8月30日
更新日 2022年10月5日
カテゴリー大阪市内

大阪城についてご紹介

大阪城は天下を統一した豊臣秀吉が築いたお城です。
秀吉は織田信長に仕え、斬新な政策で実績を重ね出世していき、信長が成し遂げられなかった天下を統一してしまったすっごいサクセスストーリーを実現した人です。
大阪城は遠くから眺めても空と調和した色が美しく、近くから見ればきらきらと輝くとても美しいお城です。天守閣の最上階からは360度の壮大な景色が眺められます。

【開館時間】9:00～17:00（受付終了16:30）
【拝観料】　大人600円、中学生以下は無料
【休館日】　12月28日から1月1日

大阪城の築城前はどんな場所だったのか

⑴ 遥か昔、古代の大阪には王宮が存在していました。645年大化の改新によって現在の大阪城公園の南に王宮が移され、火災で焼失していた時期もありますが、784に長岡京へ遷都されるまで難波宮が存在していたのです。大阪歴史博物館で難波宮の遺構が見学出来るようです。

⑵ 戦国時代の1496年には、本願寺の中興の祖である蓮如（れんにょ）により坊舎が建立されました。これが後に石山本願寺となりました。
本願寺を中心に防御的な濠や塀などが設けられ寺内町が形成され、巨大な城郭都市へと発展していきました。しかし織田信長との長い対戦の後に退去となりました。

大阪城築城について

織田信長は石山本願寺の立地を高く評価しており、本願寺の明け渡しを要求してきたのです。一大勢力となっていた本願寺教団はこれに抵抗し、そこから11年に及ぶ石山合戦（途中和睦あり）が始まりました。そして長きに渡る合戦の末、1580年当時の住職であった顕如が本願寺を退去し、石山本願寺は炎上してしまいました。

石山合戦後、1582年に本能寺の変で信長は倒れ、信長を討った明智光秀を豊臣秀吉が破り権力を持つようになりました。そして秀吉は大阪に入り、1583年本願寺跡地に大坂城を造営したのです。
1585年には天守閣が完成し、その後スケールの大きな豪華絢爛なお城へと完成していきました。秀吉により城下町も発展していったそうです。

大阪冬の陣・夏の陣

豊臣秀吉は天下統一を果たした後、1598年に病没しました。
秀吉の死後、1600年に内部政争による関ケ原の戦いが起こり、徳川家康軍が反家康軍を破り、家康が実権を握っていきました。
しかし豊臣家の家督を継いでいた秀頼が権威を保持しているのを恐れ、大阪冬の陣が開戦となったのです。
冬の陣と夏の陣の2期にわたり繰り広げられた戦いの末、秀頼は淀殿と共に自害し大阪城は炎上。徳川軍の勝利に終わりました。

現在の大阪城について

大阪城は1583年頃から豊臣秀吉によって築城された金銀で装飾された絢爛豪華なお城でした。秀吉亡き後、大坂夏の陣で豊臣家が徳川家康に敗北すると、秀吉の築いたお城は焼失し埋められてしまいました。その後、徳川2代将軍秀忠の時に壮大に再建されましたが落雷や戦乱などで焼けてしまいました。現在は一部の建物が当時の姿で残ってはいますが、1931年に鉄骨鉄筋コンクリートのエレベーターが設置されたハイテクなお城として復元され、毎年多くの外国人観光客が訪れる人気の観光スポットとなりました。