和歌山城の見どころをご紹介
2021.3.6
和歌山城は和歌山市の中心部に位置する虎伏山(とらふすやま)の山頂に佇む白亜の美しいお城です。
三層の大天守から小天守まで櫓(やぐら)で繋がっている連立式天守閣で、徳川御三家のお城という感じで遠目に見ても大変立派なお姿が眺められます。
城跡全体が史跡に指定されており、天守閣は国宝に指定されています。
お城の周りには「おもてなし忍者」が数人いて観光客のお手伝いをしているのです。写真撮影に応じてくれたり、案内してくれたり「おもてなしの術」を使って楽しませてくれます。
また和歌山城の周辺には名勝庭園や茶室、歴史館や動物園があり、一日中楽しめる観光スポットです。
紀州徳川家の居城
和歌山城は徳川御三家の一つ紀州徳川家の居城で、紀州徳川家から江戸幕府の中興の祖と呼ばれる8代将軍・吉宗が輩出されたことは有名です。次に14代将軍・家茂が輩出されています。
徳川御三家とは、尾張徳川家・水戸徳川家・紀州徳川家の総称で、徳川将軍家(征夷大将軍を世襲した宗家)に次ぐ地位を持つ3家となります。
和歌山城の歴史
和歌山城は1585年に紀州を平定した羽柴(豊臣)秀吉が弟の秀長に命じ、現在の虎伏山に築かせたお城に始まります。
1600年関ケ原の戦いの後、浅野幸長(あさのよしなが)が紀州藩主となり和歌山城に入場しました。浅野氏により連立式天守閣が建てられ、現在の本丸・二の丸・西の丸に屋敷が造営され、城下町の整備が行われており、紀州藩繁栄の基礎が築かれたのです。
1619年、浅野氏が加増され広島藩に国替えとなった後、徳川家康の10男頼宜(よりのぶ)が55万5千石を拝領し入城して徳川御三家の紀州徳川家が成立したのです。頼宜は、城を改修しほぼ現在の和歌山城の姿に拡張させました。
和歌山城・天守閣からの眺め
1846年(弘化3年)に落雷により和歌山城は焼失しましたが、御三家ということで特別に再建が認められ、1850年(嘉永3年)にほぼ元のまま再建されたのです。
その後、落雷や空襲により何度も焼失しましたが、1958年(昭和33年)に外観そのままに鉄筋コンクリートで復元されています。
天守閣内部の展示品
天守閣内には紀州藩にまつわる貴重な資料や展示品があり資料館のようになっています。
江戸時代に描かれた「源氏物語」の屏風が展示されています。源氏物語は、平安時代に紫式部により書かれた54帖からなる長編恋愛小説です。江戸時代、物語の場面を描いた屏風は嫁入り道具に好まれたそうです。
虎襖絵
1995年(平成7年)の大河ドラマ「8代将軍・吉宗」で実際に使用された撮影セット「虎襖絵」が展示されています。
和歌山城の正門・大手門
城の正面である大手門です。築城当時は東の岡口門が正面でしたが、浅野幸長により移され一の橋が設置され正面とされました。そして本町通りを大手筋として城下町を整備したそうです。城下町和歌山は浅野氏により形成されていったのです。
御橋廊下
斜めに架けられている建物は、殿様とお付の人が二の丸と西の丸を行き来するために架けられた「御橋廊下」で徳川期に架けられたそうです。外から姿が見えないよう屋根と壁が設けられ部屋のようになっています。高低差があるため斜めになっている珍しい橋です。
アクセス
・JR和歌山駅からバスで「公園前」下車すぐ
・南海線「和歌山市」駅からバスで「公園前」下車すぐ
・南海線「和歌山市」駅から徒歩10分
和歌山県和歌山市一番丁3番地
和歌山ラーメン・井出商店
和歌山ラーメン人気ランキングで常に上位に君臨する人気の中華そば専門店「井出商店」さんへ行ってきました。2時近くに着いたのですが10人ほど並んでいました。和歌山城から1キロちょっと離れた所にあります。
店内にはサイン色紙がたくさん飾られていて人気であることが伺えます。
定番の「特製中華そば(850円税込)」と和紙に包まれた食べやすそうな「早すし・鯖鮨(150円税込)」を注文。
とんこつ醤油スープでストレート麺に浸み込んでいてすごく美味しいです。とてもやわらかいチャーシューが多めに入っていました。
鯖鮨は、ほどよい酸味でさっぱりとしてラーメンと合う美味しい味です。また和歌山へ行ったら寄りたいラーメン屋さんです。
メチャ旨♪和歌山ラーメン井出商店4食入 生麺 (2食入X2箱)(豚骨醤油)[超人気店ラーメン] 価格:1,542円 |
11:30~23:30(L.O.23:30)Closed on Thursday
和歌山市田中町4-84